

私はサラリーマン時代に何度も引っ越しを経験しました。
その中で、電気製品を傷めてしまった事がありました。それは冷蔵庫です。
今から20年前に会社の転勤で引っ越しをしました。まだ購入をして3年しか経っていない冷蔵庫でした。
それまで何度も引っ越しの経験はあり、特にトラブルになった事もなかったので冷蔵庫の移動に関してもあまり気にはしていませんでした。
ところが引っ越しが終わり、新しい住居に移って荷物の整理をしながら電気製品の設置も、ひと段落したあたりから、家内が冷蔵庫の氷が作れなくなっている事に気が付きました。
今では当たり前の機能ですが、当時としては画期的な機能で「勝手にに氷」という名称で、タンクに水を入れておくと勝手に氷を作ってくれるというものです。
確かに、引っ越しの前日までは、きちんと氷を作ってくれていましたが、引っ越し後から全く作らなくなってしまいました。
その後一週間程経過した頃に、突然氷を作り出したのです。
「良かったぁ!」と喜んだのもつかの間でした、出来た氷の中に黒い水垢のようなゴミが入っていて、結局は氷として飲料用には使えませんでした。
他にも冷凍庫でない場所が冷凍庫になってみたり、冷凍庫がただの冷蔵室になってしまったりと、もう冷蔵庫としての機能をはたさなくなってしまいました。
そうして、騙し騙し3年間使っていましたが、次の転勤の引っ越しの時に、引っ越し業者さんから、「冷蔵庫は運ぶ時に横にしたりするので、設置後は一時間半位は電源を入れないようにしないと、おかしくなってしまう事がある」と聞かされました。
本来下に溜まっているガスが動かすことで回ってしまうので、元に戻るまでに一時間半位かかるらしいのです。
そうして、今までの不具合は、前回の引っ越しの時にガズが落ち着く前に電源を入れてしまった事で、おかしくなったと思うので修理をすると直ると教えてもらいました。
さっそく電気屋さんに来てもらい見てもらったら1万円で直りました。
実は、冷蔵庫がおかしくなっって我慢をして使っていた時の電気料金が月に三千円弱高くなっていたようで、修理をした月から確かに三千円位下がりました。
無理に我慢するより、直ぐに修理をした方が良かったのです。
毎月の高くなっていた電気料金で冷蔵庫が一台買えてしまいました。