
引っ越すと、基本的に電話番号は変わってしまいます。できれば変更したくないですよね。
ただ、現在使っている電話、FAX番号が変わってしまうのをどうしても避けられないことも。
一時的な引越しなら、せめてそれ以降はずっと維持できる番号にするというのも手です。
■ 引越しと電話番号の基本的な知識
・NTTの固定電話、固定電話から引き継いだ番号でひかり電話(IP電話)を利用している場合
引越し先が同一市内(市内局番が同じエリア)の場合は、同じ番号をそのまま使うことができます。ちなみに固定電話からIP電話へ変更するとき、番号ポータビリティという制度を使えば番号は変わりません。
近所であっても、NTTの収容局が変わる場合は番号が変更になってしまいます。「116番」に電話して確認してください。
・050ではじまるIP電話
引越し先でも同じプロバイダのサービスを継続することで、同じ番号をそのまま使えます。
・03や06からはじまるIP電話
加入固定電話と同じ電話番号形式(0AB~J番号)でIP電話を使っている場合も、固定電話と同じくエリアによって番号が変わってしまいます。
050の場合はプロバイダを変更しなければ継続できる。
固定電話の番号の場合は、エリア内なら継続可能ということですね。
ちなみに、116番で担当者に伝えれば、旧番号にかけると新しい電話番号を伝えるアナウンスが流れるようにしてもらえます。
無料で3ヶ月程度案内してくれます。
■ 固定電話でエリア外へ引っ越すときはどうすれば…?
基本的にはあきらめるしかありませんが、方法はあります。
移転前のエリアに電話番号を維持しておいて、そこにかかってきた電話を新しい番号へ転送するという方法です。転送するのは、NTTのボイスワープというサービス。ひかり電話でも使えます。
ただ、電話番号を維持しなくてはいけないので、移転前のご近所さんに頼むなどの必要があります。ちょっと現実的ではないかもしれません。
たとえば、自宅で仕事用に使っていた番号を、遠方に借りた事務所で使うようにする場合などは現実的ですね。
エリアによっては、転送を請け負ってくれるサービスを行っている会社もあります。
その会社に番号を移して、そこから転送してもらうというものです。03の番号など都心なら番号持ち込み可能な電話転送サービスを行っているバーチャルオフィスの会社もあるので探してみて下さい。
地元にバーチャルオフィスの会社がない場合や、そこまでお金をかけたくない場合などは、せめて次から番号が変わらないように準備しましょう。
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