
自然損耗(通常損耗)とは住んでいるだけで自然に古くなっていくものや損耗していくことをいいます。
そしてこの自然損耗で住んでいる住宅の価値が減少していきます。
タバコのヤニなどでも、クリーニングで除去できる程度のものは通常損耗に含まれます。
そして自然損耗、経年変化に対する修繕費用の負担は家主のほうにあります。
この修繕費は家賃に含まれているのが一般的なので物件を借りている人は新たに費用を負担する必要はありません。
例えば借りている家に7年間住んでいたとしたら壁紙の価値が新品のときの10パーセントになります。
故意に壁紙を破ったとしたら善管注意義務違反で明け渡しのときに原状回復で自己負担がでてきます。
この自己負担が全額ではなく10パーセントでいいということです。
つまり長く住めばそれだけ負担が少なくなるということです。
故意になにかを傷つけず、手入れや掃除などをまめにしていれば大丈夫ですので次の賃貸物件でも大事にしてあげてください。